音楽

2017年よく聴いた音楽アルバムベスト10!

さて毎年恒例の!って今年7月からこのブログを始めたので初めてですが、年末なんで今年聴いた音楽アルバムで特に良かったもの・よく聴いたものをベスト10形式で紹介したいと思います。あ、ちなみに今年出たアルバムオンリーではなく、過去発売されたのも含めてですのであしからずー。

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第10位 Jim O’Rourke(ジム・オルーク) – 「ハーフウェイ・トゥー・ア・スリーウェイ)」

1999年に出た古いアルバムですが、発売された時から聴いているので、もう18年間聴いてることになる。ジム・オルークの音楽は色褪せない。他のアルバムも大好きなんだけど、このアルバムのアコースティックで優しく切ない世界は心を慰撫してくれる。今年は心が疲れることが多かったので、よく聴きました。本当にいいですよ。是非聴いてみてください。

第9位 Wayne Siegel – 「AUTUMN RESONANCE / DOMINO FIGURES」

カリフォルニアで生まれのミニマル・ミュージック / 現代音楽家であるWAYNE SIEGELの1983年の名盤のアナログLPリイシューです。
めちゃくちゃ綺麗なアンビエントミニマルミュージックですね。教会で録音したのかな?天国にいるみたい。これを聴きながら死にたいです(笑)。これほど綺麗な音楽はなかなかないと思います。今年前半によくターンテーブルにのせました。是非聴いてみてください。

オウテカの1995年の名盤の再発アナログLPです。下北沢のJET SETで見つけたので、思わず購入。ここ10年のアンダンサブルでキンキンのエレクトロカオスのオウテカも大好きだけど、この初期作品もやっぱりかっこいいです。

第7位 Rival Consoles – 「Howl」

香港のWhite Noise Recordsで出会ったRival Consoles。イギリスの音楽家です。White Noise Recordsの店内で流れていて、「これ誰?すごくいいね。買うわ」と。
アナログの質感が心地よいエレクトロニカダンスです。おすすめー。

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第6位 Nerftoss – 「Crushed」

アメリカはバーリントンにあるTAPEレーベル「nna tapes」からリリースされたNerftossの作品。中目黒のTape専門店waltzで買いました。ポップ買いってやつです。

“多幸感溢れる実験的トライバルハウス”

いやあ買っちゃいますねコレは。当たりでした。すげーかっこいい。きもちー。知らん間にヘビロテになってました。しかしマニアックだなあ(笑)。Amazonにも絶対ないと思ったんですが、なんとありました。CDが出てますが、入荷目途立たず的な表記が。

第5位 XY – 「#001」

過去記事「ノイズしか聴いてない」でも紹介しているやつですが、こちらも香港のWhite Noise Recordsで買いました。XYRecordsという香港のレーベルの中国のサウンドアーティストのコンピレーションアルバムです。
静寂とノイズ、環境音が交錯する内省的な音世界です。10月香港に行ってからというもの寝る時に垂れ流しで聴くことが多かったです。中毒性あります。
こちらはさすがにAmazonにはありませんでした。bandcampでデジタルアルバムで買えます

第4位 Joni Mitchell(ジョニ・ミッチェル) – 「コート・アンド・スパーク」

これも古いアルバムです。1974年発売。お、奇跡的にまだ生まれていない(笑)。
ジョニ・ミッチェルはホント大好きすぎて、ほとんどアルバムをLPで持ってますが、今年はこれをよく聴きました。他のアルバムよりなんか穏やかというか、母性的というか。
なんかやっぱり疲れてたんだなあ(笑)。超おすすめ。

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第3位 Toe – 「For Long Tomorrow」 “Esoteric”、”path”、”GoodBye”

トー。「For Long Tomorrow」収録の3曲。トーはアルバムより断然ライブがいいんです。なんでこんなに違うのかと思うくらいに。


今年は彼らのライブに8月、11月と2回行きましたが、やっぱ最高でした。すごくかっこいい。特にドラム柏倉氏のグルーヴが半端ない。この3曲はYoutubeでずっと聴いていた(観ていた)やつですね。
“Esoteric”は前半ずっとで焦らして、後半からいきなり爆発。メンバー全員が暴れ始め、最後は、ドラム椅子をバスドラに投げ付け終わり(笑)という、客も絶叫する素晴らしい曲です。
“path”は安定感のあるグルーヴがとても気持ちいい。動画のギターの美濃氏の穏やかな笑顔が素敵。
“GoodBye”はToeの中では2曲位しかないボーカル曲ですが、切ないメロディ。昔、ボーカルにACOをフューチャリングしたのがあったんですけど、今は削除されてます。それがすごくよかった。
最新作はこちら。

第2位 Kyoka – 「SH」

過去記事「ノイズしか聴いてない」でもKyoka愛を書いてますが、香港のWhite Noise Recordsで出会いました。
僕の持っているのはドイツのレーベルRaster-Notonから出たアナログLPです。CDも出てます。一時期プレミア付いてましたけど、今は普通の値段で買えそうです。
いやあしかしいい。ノイズとKyokaの声のカットアップ、そしてエレクトロニカダンス。かっこいいし、音響オタクぶりが凄い。彼女、音を聴かず波形だけ見てエディットしたりするそうです(笑)。おもろいなあ。香港のWhite Noise Recordsには頭が上がりません。今年出会った一番の人ですね。来年はDJプレイを観たいな。

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第1位 Ryuichi Sakamoto(坂本龍一) – 「async」

栄えある第一位は、「async」です。過去の記事「坂本龍一の密着ドキュメンタリー『Ryuichi Sakamoto: CODA』を観た。」でも書いていますが、今年は坂本龍一の映画も観に行きました。
そのドキュメンタリーを恵比寿で観たついでに、中目黒のTape専門店waltzに寄ったのですが、偶然にも「async」のアナログLPが置いてあり即買しました。CDでなくLPで欲しかったのであえて買ってなかったんです。買うまで聴くまいと決めていたので、Spotifyの誘惑にも負けず我慢の日々でした(笑)。
正直坂本龍一のアルバムでここまではまったというか、良いと思ったことはありません。一曲一曲はいいなと思うんですが、アルバムトータルではいつも物足りないというか遠のいてします。要因は色々あると思いますが話すと長くなると思いますので書きませんが…
今回の「async」は別格です。震災、そして自身の癌を経て紡ぎだされた音は、深い静寂と狂気、畏怖、沈鬱に満ちています。坂本龍一がアカデミックである故に出てこなかった人間としての本質というか、偉そうですがそういったものが凄く出ていて、聴いていて心底安らぐんです。買ったのはもう今年の後半ですが、家ではターンテーブルに乗せていたし、外ではSpotifyで聴いていました。今後も長く聴き続ける作品だと思います。

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次点 PJハーヴェイ – 「Rid Of Me」

PJハーヴェイ の「Rid Of Me」。1993年のセカンド。何を今更でしょうか。実は中目黒のTape専門店waltzに初めて行った時に、カセットTapeで見付けてしまい買ってしまいました。
それ以来もう20年ぶり位にヘビロテになった訳です。やっぱりかっこいいなあって。
このアルバムのプロデュースはスティーヴ・アルビニがやっているんですが、彼お得意の全アナログ機材での録音、そしてこの「Rid Of Me」は、静寂(囁き的な)から爆音に至る音量の差が激しすぎて聴くのに苦労します(笑)。アルビニやりすぎです。それがいい!
若い方、是非聴いてみてください。めちゃくちゃかっこいいですよ。


まとめ

という訳でいかがだったでしょうか。「芸術は物欲だ!」的2017年音楽アルバムベスト10。今年も良い音楽ライフを過ごせました。ノイズしか聴いてない年末から心機一転(笑)来年は更に良い音楽を探求しようと思います。
それでは皆様良いお年を。
今年中に本版のベスト10も書きますー。
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