念願の瀬戸内アート島巡り!家族で3泊4日で行ってきました。
今回は3回に分けてレポートしたいと思います。
瀬戸内はアートの聖地
現代アート好きにはたまらない「ART SETOUCHI」
岡山、香川、そして瀬戸内海の島々には、多くの美術館が集まっており、街中にもオブジェなどの作品が点在しています。
これらをひっくるめて「ART SETOUCHI」と呼んでおり、3年に1回現代アートの祭典である「瀬戸内国際芸術祭」が開かれています。
元々は経済効果を狙った試みだったかもしれませんが、現代アート好きな僕にとってはたまらない地域です。
ずっと行きたい行きたいと思っていて、今回やっとそれが実現しました。
「ART SETOUCHI」の構成
詳細は公式HPに譲りますが、「ART SETOUCHI」は、以下の地域で構成されています。
① 直島
② 豊島
③ 女木島
④ 男木島
⑤ 小豆島
⑥ 大島
⑦ 犬島
⑧ 沙弥島
⑨ 本島
⑩ 高見島
⑪ 粟島
⑫ 伊吹島
⑬ 高松
この中でもメインとなる地域は、①の直島と②の豊島です。
直島には幼児教育事業で有名なベネッセ社が所有する現代アート作品を惜しみなく展示している美術館を中心とした「ベネッセアートサイト直島」、安藤忠雄の作品である静謐で美しい地中美術館があります。豊島には美術家の大竹伸朗、横尾忠則の作品を中心とした「家プロジェクト」があり、瀬戸内に行ったらここを周らなければ意味がないといっても過言じゃありません。
旅の計画
さて、前置きが長くなりましたが、今回の僕たちの旅の計画。
最初に決まっていたのは、3泊4日ということだけでした。
上の多くの地域群から想像できると思いますが、この期間では到底全てを周ることはできません。
今回は家族旅行でもあるので、全ての時間をアート巡りに費やすこともNG前提でした。
行き方として、香川サイドから攻めるのと、岡山サイドから攻めるやり方の2つがあるのですが、僕たちは香川から行くことにしました。
以下に決定!
・1日目 : 東京→高松 ※飛行機(高松に宿泊)
・2日目 : 高松→直島 ※フェリー(直島に宿泊)
・3日目 : 直島→豊島→小豆島 ※フェリー(小豆島に宿泊)
・4日目 : 小豆島→高松→東京 ※フェリー&飛行機
というこんな感じです。
岡山サイドの島々は泣く泣く捨てました。
今回は1日目高松のレポートです!
2日目、3日目(最終日)は以下でレポートしています。
瀬戸内アート島巡りの旅!見どころ・行き方など【② 直島編】≪2日目≫→
瀬戸内アート島巡りの旅!見どころ・行き方など【③ 豊島編】≪3日目最終日≫→→
いざ高松へ!
羽田から高松空港へ
さて出発です。
平日なのに満席。
羽田から高松まで約1時間15分程度。高松=香川はもはや「うどん県」ではないようです(笑)
アートアートアート!
と思ったら、やっぱりうどんもアピってました(笑)
バスで高松空港からJR高松駅へ移動
バスが出ています。高松駅まで50分くらい。
高松駅到着。昼めし昼めし!
やっと到着しました。ホテルは高松駅から徒歩5分のところを取ったので、荷物を預けて早速うどんを食べに行くことにしました。
うどん目的の旅行なら、マニアックな田んぼのど真ん中の製麺所的なところに行きたいところですが、今回はあくまでアート目的なので、駅前のそれっぽいうどん屋へ。
完全に昼休み(12:00過ぎ)ドンはまりだったので、サラリーマンの人がいっぱい。お仕事お疲れ様です。
味のあるおじちゃんとおばちゃん達が切り盛りされているお店でした。
うどんもやはり美味かった!対応の粗さが心地いいですね。
高松散策。旅の美術館手帖
高松に着くと、こんなのがもらえます。
いわゆる香川サイドから「ART SETOUCHI」にアプローチするための手帖です。
手帖というか、広域地図とスタンプラリーシート的なものですね。
高松はこの「ART SETOUCHI」の中ではそこまで重要な拠点扱いじゃないのですが、何点か美術館があります。
さてどこに行こうかな。でもちょっと疲れたね。カフェで作戦会議です。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
この美術館、高松周辺か。猪熊さんって知らないなあ。誰だろ。
この美術館で開催中という「志賀理江子展 ブラインドデート」。
あれ?志賀理江子?どっかで聞いたことあるな。なんだっけ。うーん。
あ、そうだ!と自分のFaceBookをチェック。
これだ!IMA ONLINEさんの彼女の記事を保存していたのでした。
この人感性が凄いなあと思って。
早速家族に「ここに行きたい!」と言うと、速攻ヤダと言われました(笑)。何でも高松から数分で船で行ける女木島(鬼ヶ島)に行きたいとのこと。
いきなり別行動になりました。なんとダメパパなことか。。(笑)
丸亀市へ
高松から丸亀までは、電車(JR予讃線)です。乗り換えなしで、40分位。
そこそこ遠いですね。あの「丸亀正麺」の丸亀か。
着きました。高松とはガラッと雰囲気が変わり、いい感じの地方感が出ています。何だか懐かしい感じ。落ち着くな。
改札を出てこの和やかな雰囲気にホッとし、右を向いた瞬間現れるのがこれです。でーん!がちょーん!ぐうぉーん!
結構ビビります。うおー!!すげーー!かっこいい!だけど、街と全然調和してなーい。
わかりますでしょうか。この大きさ。
建築物としては、すごく洗練されていてかっこいいです。
志賀理江子展 「ブラインドデート」
美術館は平日だけあって人はまばらな感じでした。さて本命です。チケット買っていざ出陣。
撮影は禁止でしたので、写真は美術館前の看板。
展示の方ですが、真っ暗な空間の中で写真と向き合うような内省的なものでした。
写真と併せて、志賀理江子さんの膨大な文章が壁に綴られていました。その文字が上から下まで書かれている壁と、背後の壁、つまり鑑賞者が寄りかかれる壁との距離は、1メートル(感覚値)程しかなく、文章、いや文字=記号と対峙させられる設計になっていました。
少し神経質で、深遠でシリアス、そして女性の母性と怨念みたいなものを感じました。
文章が凄くロジカルで驚きましたよ。写真も空間も文章もすごく良かった。
猪熊弦一郎 常設展
こちらは撮影OKでしたので、結構撮らせてもらいました。
猪熊弦一郎さんのことは全く知らなかったのですが、ここに来ていっぺんにファンになってしまいました。モダンな抽象アートです。
※以降の写真は、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に許可を取り撮影掲載を行っています
とこんな感じです。色彩が素晴らしいです。綺麗ですね。
ポストカードを何枚か買いました。いやあ来てよかった。心が癒されます。
猪熊弦一郎のコレクション=ハイセンスでどこか暖かみのあるものたちを写真家のホンマタカシが撮り、誰かと一緒に品評会してます。これ、おもしろかったです。↓
高松へ戻る
もう、高校生も学校から帰る時間です。
晩ごはんは高松の夜の街へ
高松は四国の中心都市。結構都会で、それでいて街も綺麗です。
道行く人にどこに飲み屋街があるかを聞き、商店街を通り抜け、小さい路地に入るうちに日が暮れてきました。
美味いビールと魚を頂き、明日に備えます。
高松はここまで。
まとめ
高松は美しい街でした。猪熊弦一郎現代美術館にも行けたし、志賀理江子さんの写真や文章も味わえたし、疲れたけど出だしとしてはなかなかです。
我々は東京から高松まで飛行機、お得な宿泊パックを利用しました。↓
さて明日はいよいよ直島です。
瀬戸内アート巡りの旅!見どころ・行き方など【② 直島編】≪2日目≫→
瀬戸内アート巡りの旅!見どころ・行き方など【③ 豊島編】≪3日目最終日≫→→
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