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草間彌生美術館に行ってきた!草間彌生の生活・創作・発表トライアングルを実現する新宿区弁天町の魅力とは?

※当記事で掲載している写真は草間彌生美術館から許可をもらい撮影した写真です

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草間彌生美術館がついにオープン!

以前の記事「草間彌生美術館が草間彌生拠点である新宿弁天町に開館!2017年10月1日オープン!」でもレポートしていますが、草間彌生美術館が新宿区弁天町についにオープンしました。
開館に併せて、草間彌生美術館開館記念展が開催されています。

創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき

今回の記念展に限らず、入場は日時指定の予約・定員制になっており、公式サイトから指定日時のチケットを購入する必要があります。価格は1000円です。

最新絵画シリーズ《わが永遠の魂》16点の他、同シリーズの先駆けとなるモノクロドローイングのシリーズ《愛はとこしえ》、美術館開館のために制作された最新インスタレーション作品や新作のかぼちゃ立体作品が屋上に展示されています。

今(2017/10/15)公式サイトを確認しましたが、既に12月分までは売り切れになっています… 2018年1月分から購入可能のようです。

 東京メトロ東西線「早稲田」駅から草間彌生美術館へ

美術館の最寄り駅は、都営地下鉄「牛込柳町」駅と、東西線「早稲田」駅になりますが、僕は「早稲田」駅から行きました。

早稲田は何気に初めて来ました。人がまばらで何だか落ち着きます。行ったのは土曜日でした。平日は学生がわんさか歩いてるんでしょうか。当日は曇りだったこともあり、しっとりとした感じ。

 「早稲田」駅から歩きで12,3分

GoogleMapを見ながら歩いていきます。そんなに駅から離れてません。1キロ弱位だと思います。 弁天町交差点までまっすぐ。

ここです。弁天町交差点。ここを右へ。

ここからはもうすぐそこ。

到着です。

商業ビル?に狭狭に挟まれる形で建っています。

 いざ入館!

入り口で、チケット購入時(確かカードオンリーだった気がします)に発行されるQRコードを見せ、バーコードを読み取ってもらい入館となります。
最初に説明があります。建物は4F+屋上という構造になっています。1Fと4Fは写真撮影OK。それ以外はNGです。この日は小雨が降っていましたので、屋上の展示は観れないということでした。残念!

 草間彌生からのメッセージ

今回の草間彌生美術館開館記念展「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」の草間本人によるメッセージが出迎えてくれます。
正直、泣きそうになりました。草間彌生が今も病気と戦っていることを知っているからです。
陳腐な言い方ですが、こんな勇気が出るメッセージが他にあるでしょうか。

 作品数や観覧時間の目安

美術館はそんなに広い空間ではありません。個人的にはワタリウム美術館に近いなと思いました。今回の記念展の作品数は、20弱位です。ひとつひとつの作品が濃厚、偏執狂的神聖、かつ霊性の高いものなので、ぐったり疲れてしまいました。。
僕の場合、観覧時間は1時間程でした。1Fに小さなミュージアムショップがあります。そこには、展示会図録とスカーフ、カボチャの小さなモニュメントが売っていました。
ミュージアム限定スカーフがありますが、25,000円です。標準のスカーフは限定品ではないようですが、3000円でした。僕は結局何も買いませんでした。

草間彌生美術館の外観をいろんな角度から

新宿区弁天町を散策

草間彌生の住居、アトリエ、美術館が固まっている新宿区弁天町

この草間彌生美術館のある新宿区弁天町には、草間さんのアトリエ、そして住居もあります。
草間さんは今でも毎日新しい作品の創作に没頭されていると聞きます。
暮らしと創作、発表というこのトライアングルを実現するため、この弁天町に美術館を作ったのだと思います。美術館の立地としては、正直お世辞にも良いとは言えないと思います。
その事からもこの「弁天町」というキーワードが最優先だったことがうかがえます。

この街には初めて来たので、小雨の中散策してみました。

路地へ




内省的な街、弁天町

小雨が降る天気だったせいもありますが、僕はこの街に死の匂いを感じました。
個人的にはすごく好きな磁場です。中沢新一も言っていますが、死の匂いがする場所は必ずといっていいほど祠があると。古代は神聖な場所として存在していた。そしてもう一つの共通点は古代地図においてその土地は岬にあたるらしい(昔読んだ記憶です。間違っていたらスミマセン)。
そういえばその中沢新一の本「アースダイバー」に、洪積層と沖積層のせめぎあう土地として、早稲田も取り上げられてた。渋谷、四谷、麻布、赤坂、三田、青山と一緒に。
興味のある方は読んでみてください。東京を縄文時代の地図から読み解く考古学的なアプローチが凄く面白いですよ。

「アースダイバー 東京の聖地」という新刊もでてますね。僕の紹介は下の初刊です。

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話が長くなってしまいましたが、あくまでこれは僕の感想ですが、この土地は創作活動をする上で非常に良い磁場を持っているということです。
非常に内省的な土地なので、心がシンと静寂に包まれます。精神性が強くなり自分の内面と向き合うことに適している。外部のノイズが入ってこない。
早稲田大学がここにあるのも必然なのかもしれません。これまた何かの記憶ですが、大学のある土地は概して死の匂いがするとのこと。

東京でまた好きな場所が増えました。また来館したいと思います


まとめ

最後に今回の記念展と美術館のことをまとめておきます。また、個人的におすすめする書籍なども。よろしければ参考にされてください。

■草間彌生美術館
住所:東京都新宿区弁天町107
最寄駅:東京メトロ東西線「早稲田」駅
都営地下鉄「牛込柳町」駅

地図:

開館日:木・金・土・日曜日および国民の祝日
休館日:月・火・水曜日
開館時間:11:00-17:00

■草間彌生美術館開館記念展
「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」

開催期間:2017年10月1日(日)-2018年2月25日(日)
観覧料:一般 1,000円(税込) 小中高生 600円(税込)
※未就学児は無料。団体割引の設定なし
入場時間
①11 : 00-12:30(11:30までに入場)
②12 : 30-14:00(13:00までに入場)
③14 : 00-15:30(14:30までに入場)
④15 : 30-17:00(16:00までに入場)
※入場は日時指定の予約・定員制

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