音楽

2018年よく聴いた音楽アルバムベスト20!

今年も、もう残りわずか!そろそろ一年を総括する時期ですね。この時期になると、今年はなに聴いてたかなぁなんて考えるのが喜びだったりします。うーん。世界にはまだまだいい音楽が溢れまくってますね。聴くのが追いつかない。。
さて。個人的に今年よく聴いたアルバム、おすすめのアルバムベスト20!昨年は10でしたが、入りきれなくて。。今年発売されたアルバムはもちろんですが、過去発売されたものも含みますのであしからずー。マニアックすぎるところはお許しください。いくぜー!

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20位 : TERRY RILEY「SHRI CAMEL」1980

テリー・ライリーの1980年の作品。ジャケットからもうわかるとおり、完全なサイケデリック、アシッド系、インドラーガ系の曼荼羅サウンド(笑)。チルアウトって呼んでいいのかな。そんな感じで僕は聴いてます。音がすごく近くて、ヘッドフォンで聴いてるとホントにぶっ飛びそう。これはレコードで欲しいな。僕が持ってるのはCDです。

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19位:PJ Harvey「The Peel Sessions 1991 – 2004」2006

PJハーヴェイってシンプルな曲が多いんだけど、彼女の声がのると途端にグルーヴィーになって鳥肌が立ってきます。今のPJは何だか牧歌的なカントリーブルースみたいなバンドやってるから、全く共感できないんだけど。。この頃のPJはもうホントやばかった。90年代のアイコンです。パティ・スミス→PJハーヴェイの次が出てこないとね。もういるのかな?

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18位:Ryuichi Sakamoto & Alva Noto「The Revenant (Original Motion Picture Soundtrack)」2015

2015年に公開された映画「レヴェナント: 蘇えりし者」のサントラ。荘厳なストリングスとAlva Notoが作り出す環境音的なノイズがずーと。ピーンと張り詰めた極寒の空気が伝わってくる。この作品は教授が癌の闘病中に作った唯一のアルバムで、非常に内省的でなんていうか「死」がすごく近い。聴いていてすごく落ち着きます。作業をしながらよく聴いてました。

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17位:Mark Fell「Sentielle Objectif Actualite」2012

マーク・フェル。エレクトロニカユニット「snd」でも活動しているイギリスのアーティスト。この人は音のテクスチャーをひたすら追求している人で、最近のアルバムはサウンドアート的というか、実際に建築方面のなんか音楽作ってるのかな。ちょっと忘れましたが、そんなマーク・フェルの3rdアルバム。このアルバムはマーク・フェル的ダンスミュージック。数学的に音を追求しているだけあって、例えばキックの音一つとっても普通じゃありません。すごく硬質で純度が高いというか。聴いていて単純に気持ちがいい。山手線にゆられながらよく聴きました。

16位:Liv.E「F.R.A.N.K」2017

今年出会ったアーティストLiv.E。黒人の女性アーティスト。これは一言で言うと、宅録ソウル(笑)。いやあ盲点でした。こんなやり方があるなんて。って、わざとじゃないかも!w
サウンド。すごーくこもってる。低音質サウンドの中のリズムは微妙にずれていて、サンプリングもあからさま。J DILLAの「Donuts」的な質感ですかね。美しいソウルフルなボーカルがこのトラックに乗るんだけど、やっぱりリズムはズレ気味。そしてリズムの間に入ってくるビートエッセンス的な音が、黒人男性がアメリカンアニメのキャラクターをふざけて真似している声(ながっ)にしか聞こえない。うーん。いい。かっこいい。
最後に極めつけ。Liv.Eのインスタみたら(見つけた)、あらら、超かわいいんですけどー(笑)。ファッションアイコンだし。どんな存在??わからんわー。Liv.Eは日本にはまだ認知されていないようです。ググっても日本語レビューなどは見当たりません。ブレイク必至だと個人的に思ってますが。

15位:Rival Consoles「Howl」2015

Rival Consolesことイギリスの電子音楽家Ryan Lee Westの2015年のアルバム。今年もニューアルバム出してます。この人、アルバムごとに結構作風を変えてきます。今年出たアルバムはテクノなアルバムですが、この「Howl」はアナログハード(アナログシンセ他)でウォーミーなエレクトロニカダンスです。この「Howl」以外のアルバムは正直好きになれないのですが、これはいいですよ。ヘッドホンで大爆音で聴いても耳が疲れない。

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14位:Discom「Automoto」2003

けっこう古いアルバムですが、これは名盤です。当時でいうところのいわゆるラップトップミュージック。コンピューターだけで奏でるアブストラクトエクスペリメンタルアンビエントミュージックというかなんというか(笑)。コンピューターノイズがとにかく綺麗でめちゃくちゃかっこいいんです。今はもうあまり流通してないみたい。当時こういう音楽やってるアーティストはけっこういたんですが、Discomは別格でした。あ、彼らユニットです。今、Discomの一人はソロでノイズやってるみたいですが、かっこいいんだけど、、この頃の輝きは影を潜めている感じがしました。

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13位:wwcarpen「wwcarpen is dead」2006

wwcarpen。この人、友達に教えてもらったのですが、全く世に出てない、に等しい。
このアルバムもCD、レコードは出ていません。mp3リリースで実は無料でダウンロードできます。アメリカにeerik inpuj soundという変な音楽しか扱わない変態レーベルがあるのですが、そこから出てます。このwwcarpenの「rain」という曲を聴いて、それはもう感動しました。世に出てないのにこんなやついたのか。。古いアルバムだし、ジャンルもIDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)ってことになると思います。が、素晴らしいです。

12位:Electric Indigo「511593」2018

エレクトリック・インディゴはオーストリア ウィーン在住の電子音楽家です。53歳の女性です。
これは今年11月に開催された電子音楽の祭典Mutek.JPでとった写真。53歳とは思えないパンクでキュートな女性でした。すごくかっこよかった。どういう音楽かというと、この写真から想像できると思いますが、エレクトロミュージックです。そうですね、アンビエントドローンな感じでしょうか。音の粒子が、プチプチノイズが、広い空間を浮遊し、聴いていてとってもきもちがいい。ぜひ。

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11位:Aalko「No Man Is An Island」2017

Akiko Kiyamaの別名義「Aalko」のアルバム。別名義というか別プロジェクトでコンセプトが違うとのこと。Akiko Kiyamaはテクノ女子(こんな言葉でくくると怒られそう)なんですが、このアルバムは「アブストラクト民族電子ビート」がいっぱい。いかす。
音がすごくいいですね。太くて艶があります。中毒性半端なし!僕はカセットテープ版をもってます。こちらも流通量が極端に少ないです。彼女の動向は来年も追いかけていきます。

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10位:The Internet「EGO DEATH」2015

ザ・インターネットです。いやあ、かっこいいっすね。最高です。ボーカルのシド・ザ・キッドは今年ソロ出したのかな?ザ・インターネット自体も今年ニューアルバム出しています。だけど僕はこの「EGO DEATH」をいまだに一番聴いてますね。だけどザ・インターネットって、最初はOdd Futureの一部メンバーのサイドプロジェクトというか、どこかハイセンスなお遊びバンドって感じだったのに、なんか今ブレイクしてる感じですね。個人的には初期の「Dontcha」って曲が一番好きだったりします。激おしゃれフューチャーソウル。

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9位:Fiona Lee「Walking In A Daze」2016


香港のサウンドアート少女、フィオナ・リーちゃんです。このアルバムですが世界に全く流通していません(笑)。というのもこのアルバム、2017年に行った香港のいかしたレコード屋「White Noise Records」で買ったものなんです。おそらくここでしか扱ってないのではないか。店主に「香港でしか買えないものを買いたい!」といっておすすめしてもらったやつ。うん。すごくセンスいいですよこのリーちゃん。とても気持ちいい環境ノイズで眠たくなります。本人曰くここ最近は、周波数と電磁波に興味があるそう(笑)。是非!彼女のホームページで買えるようです。

8位:SISSY SPACEK「K2」2014

アメリカのノイズグラインドコアバンド、シシー・スペイセクの2014年の作品。今年実はこの凶悪バンド、結成20周年で来日しました。来日公演行けなかったのですが、この来日にあわせて、なんと6枚アルバムをリリースしています(笑)。すげー。僕的には今年リリースされた6枚よりもこの「K2」が好きで良く聴いています。サウンドは、もちろん取り扱い注意。大音量のハッシュノイズ&ブラストビート&はちきれたスクリーミング(デスメタルな感じ?)、ハウリング。個人的にはメルツバウより好きですね。音の選択がいい。ハイセンス。John Wieseの才能はホントすごい。

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7位:Laurel Halo「Dust」2017

電子音楽家のローレル・ヘイロー。今年はなんと2回も来日しています。Mutek.JP来てたけど観れなかった。。認知度がどんどん高まって来たローレルですが、この人もアルバムごとに作風を変えてきます。今年リリースしたアルバム「Raw Silk Uncut Wood」は、シンセパッドを多用したアンビエントでしょうか。この「Dust」は歌ものです。これがまた素晴らしいんです。曲がストレンジなので飽きないし。いやあこれはおすすめです。今年もヘビロテでした。

6位:坂口恭平「アポロン」2018

僕は彼が好きで、本も読んでるし、画集も持ってる。多才な坂口恭平だけど、音楽も素晴らしい。聴いているとなんだか涙が出そうで。あったかくて優しくてね。彼のアルバムは、いつも手作り感満載。本当にいいですこのアルバム。フォークアルバム。自宅で宅録したっぽいアルバム「新しい花」もホントいいですよ。奥さんフーさんの声がまたいいんだよなあ。

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5位:Hiatus Kaiyote「choose your weapon」2015

ハイエイタス・カイヨーテ。もう大御所になってきましたね彼ら。ギターボーカルのNAI PALMのソロ「Needle Paw」もいいんですが、やっぱりこれなんですよね。フューチャーソウル。なんでこんなに飽きないんだろ。すげー

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4位:Jonwayne 「Rap Album Two」2017

最近見つけたアメリカの白人ビートメーカー&ラッパーのジョンウェイン。この人、アメフト→演劇→詩→ラップ→ビートメイクと熱が変遷してるんだけど、この中で「演劇」っていいなあって(笑)。そして、ルックスが強烈なんです。ナイーブで暗い影のある目をしているひげもじゃの巨人。この出自とかルックスが音に出てます。繊細なHipHopというか。すげーいい。
1stの「BOWSER」はエレクトロの匂いがプンプン漂ってましたが、このアルバムはさらに進化したヒップホップです。完全に。彼のラップも秀逸で上品なリリックがかっこいい。ずっと聴いてたな。

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3位:shotahirama / DUCEREY Ada Nexino「Just Like Honey」2013

今年一番の衝撃は、shotahiramaとの出会いかもしれません。カットアップコラージュでここまでかっこいいアーティストはいないんじゃないか。びびりました正直。めちゃくちゃセンスいいです。かっこいい。この「Just Like Honey」は何かのアルバムのリミックスアルバムという位置付け。素晴らしい。「Surf」というBoxセットに今までの作品4タイトル入ってるのでお得です。

2位:Kyoka「Is」2014

昨年に引き続きKyokaたん。聴きすぎていたのでしばらく離れていたのですが、今年11月に開催されたMutek.JPで生でライブをみて改めてすごさがわかりました。
あとは、今年はいろんな電子音楽をあびるほど聴いたので、その中で改めてKyokaってすげーなと思ったわけです。オリジナリティ、リズム、テクスチャー、センス。早くニューアルバム出してくれないかな。

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1位:tricot「3」2017

さて、栄えある1位は!!じゃじゃーん。トリコー!!!!
これだけマニアックなベスト20の中で、トップを取ったのはtricotでした。変拍子、キダモティフォのギターサウンド、中嶋いっきゅうの声、バンド全体のグルーヴetc..とにかく素晴らしい。今年の1月から5月までは体調が悪くて音楽はtricotしか聴けなかったんですね。なんでかわかりませんけど。6月からはぴたっと聴かなくなり、そこからは2位から20位の感じになります。今年も音楽浴びるほど聴いたけど、一番聴いたのはやっぱりtricotでした。

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まとめ

さていかがでしたでしょうか。今回ご紹介したアルバムはすべておすすめです。全アルバムかっこいいので是非聴いてみてください。すべて買ってください(笑)。今年はエレクトロミュージックを大量に浴び、それを中和するようにソウルを聴いていた一年でした。来年はというと、今の感じでいくと、おそらく黒いソウルにもっとはまっていく気がします。
それではみなさまよい音楽ライフを!そして良い年をお迎えください。ではではー

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